HYGIENE 衛生管理業務

HYGIENE
洗浄から除菌まで。電解水のチカラ

電解水とは?

微量の精製塩や希塩酸と水を電気分解して生成される水。洗浄効果をもつアルカリ性電解水と、菌やウイルスに対して効果のある次亜塩素酸を含む酸性電解水があります。電解水は食品や調理器具の除菌、清掃・洗濯などあらゆる場所で活用されています。

アルカリ性電解水に含まれるマイナスイオンが汚れに吸着すると、汚れを剥離、浮かび上がらせて分解し細かく分離していきます。

  • 酸性電解水の除菌力は、次亜塩素酸(HCIO)という成分です。次亜塩素酸は、細菌の細胞膜を透過し細菌を破壊する作用があります。
    次亜塩素酸(HCIO)は低い濃度でも高い除菌力を発揮します。

  • 次亜塩素酸水は食品添加物(殺菌料)に指定され、食品加工工場における野菜洗浄などに使われたり、特定農薬に指定されているものがあります。

  • 分解能力により、菌やウイルスの細胞壁や細胞膜を破壊しイオン透過性の障害を起こすことで不活性化させ消臭効果を発揮します。

電解水はこんなにも広がっています。

食品添加物殺菌料への指定
平成14年、食品添加物殺菌料として指定された酸性電解水(次亜塩素酸水)。平成24年にはカット野菜の洗浄や、厨房機器の洗浄除菌に活用されるようになりました。平成26年、生食用生鮮魚介類や冷凍食品の加工時に使用できるようになり、いま電解水は幅広く活用されています。
「大量調理施設衛生管理マニュアル」を改正
厚生労働省が「大量調理施設衛生管理マニュアル」を改正。(最新改正:生食発0616第1号 平成29年6月16日)食安発0518第1号(平成24年5月18日)にて、次亜塩素酸水の使用が認められました。
有機農産物使用可能農薬に新規追加
平成29年3月、有機農作物の日本農林規格で「次亜塩素酸水」が使用可能農薬に新規追加されました。
特定農薬への指定
平成26年3月、酸性電解水が「特定農薬」に指定。キュウリやいちごの病害(一部)に。